STEP 4:お見合い準備と会話練習
- お見合いは、初めて会う相手との限られた時間の中で、自分の魅力をしっかり伝え、相手の人柄を知るための重要な場です。どれだけプロフィールや写真が良くても、実際の会話が弾まなければ、「また会いたい」と思ってもらうのは難しいものです。
特に婚活初心者は「何を話せばいいかわからない」「沈黙になったらどうしよう」という不安を抱えがちです。しかし、事前に準備と練習をしておけば、その不安は大きく軽減できます。準備というと服装や身だしなみを思い浮かべる方も多いですが、同じくらい大切なのが「会話の準備」です。会話はその場の思いつきで進めるより、ある程度の「話題の引き出し」を持って臨むほうがスムーズに進みます。また、会話練習を通じて、表情や声のトーン、相槌の打ち方なども磨くことができます。
お見合いの目的は「相手に好印象を与えること」だけでなく、「お互いに合うかどうかを見極めること」です。そのためには、自分ばかり話すのではなく、相手が話しやすい質問を用意し、リズムよくキャッチボールを続けることが大切です。

話題のストックを持つ
お見合いでよくある失敗のひとつは、会話のネタ切れです。沈黙が続くと気まずい空気が流れ、「この人とは合わないのかも」と早合点されてしまうこともあります。これを防ぐためには、事前に複数の話題を準備しておくことが重要です。
話題のストックは、大きく分けて以下のカテゴリーから選ぶと安心です。
- プロフィールに関連する話題
相手の趣味や出身地、職業に関する質問は自然に会話が広がります。
例:「プロフィールに登山とありますが、どこの山によく行かれるんですか?」 - 季節や時事ネタ
時期に合わせた話題は、軽く盛り上がりやすいです。
例:「もうすぐ紅葉の季節ですね。どこか見に行かれる予定はありますか?」 - 食やグルメ
ほとんどの人が興味を持つジャンルです。
例:「お好きな食べ物は何ですか?」「最近行ってよかったお店はありますか?」 - 休日の過ごし方
ライフスタイルの相性を知るきっかけになります。
例:「お休みの日はどんなふうに過ごされていますか?」 - ポジティブな共通テーマ
旅行・ペット・映画・スポーツなど、前向きな雰囲気になりやすい話題がおすすめです。
注意点として、ストックを用意するのはあくまで会話をスムーズに進めるためであり、台本のように順番通りに話す必要はありません。
会話は相手の反応を見ながら自然に広げることが大切です。
また、話題を「質問」だけにせず、自分の経験や感想も添えると相手が話しやすくなります。
たとえば「映画はお好きですか?」と聞くときに、「私は最近○○という映画を観て、とても感動しました」と続ければ、相手も自分の話をしやすくなります。
NGな会話例
お見合いでは、避けたほうがいい話題や言い方があります。これらを知らずに話してしまうと、せっかくの良い印象が一気に崩れてしまう可能性があります。
- ネガティブな話題
病気や怪我、過去の失敗談、愚痴などは避けましょう。
初対面の場で暗い空気になると、その印象が強く残ってしまいます。 - 過去の恋愛や離婚歴の詳細
聞かれてもいないのに元交際相手や離婚理由を語るのはマナー違反です。
必要な場合は仲人を通して共有すれば十分です。 - お金や年収の話
直接的に収入や資産を聞くと、下心や打算的な印象を与えてしまいます。
生活水準の話は交際が進んでからでOKです。 - 政治・宗教などセンシティブな話題
価値観の相違が大きく出やすいテーマは、お見合い初回では避けたほうが無難です。 - 一方的な質問攻め
尋問のように質問ばかりすると、相手は疲れてしまいます。
質問と自己開示のバランスが重要です。

NG会話を避けるための工夫
- 事前に「話さないテーマ」を決めておく
- 相手の表情や反応を見ながら、話題を切り替える
- 笑顔や相槌で場を和ませる
- 自分の話と相手の話を交互に織り交ぜる
お見合いは「楽しい時間だった」と思ってもらうことがゴールです。話題選びと会話の姿勢次第で、相手に与える印象は大きく変わります。
婚活初心者は、仲人や友人を相手に模擬お見合いをして練習するのもおすすめです。
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