
ご両親と新規見学相談に訪れたY君は
見るからに実直誠実な会社員で趣味も多才な品の良い青年である。
男の子兄弟で育ったせいか異性への自己表現が苦手な様子で
自分でも異性との会話や交際に自信がないと話してくれた。
人柄はそれはそれで個性であるから自然体で居心地の良い方をお探しすれば良く、それが幸せの約束になるのだ。
過去の恋愛を伺うと、交際を続けて3年が経った頃に何となく連絡を取らなくなって自然消滅になってしまった事があったと話す。
その頃は一緒に出掛けていても食事をして話をしていても、彼女の表情が楽しそうではなかったので、嫌な予感がしたらしい。
そんな時、話をして気持ちを聞き出す事も出来ぬ儘に時間が過ぎて、今でも時々思い出していると打ち明けてくれた。
婚活が始動し、お見合いが始まると彼の父親から電話が入り結婚の条件が示された。
「長男として家を継ぐ気持で育てて来たので、跡取りとなる様な相応しいお相手を探してほしい」と。
その事は本人には伝えていないと父は言った。その話をすると彼は驚いたが、いかんせん本人の結婚だから知らないでは済まされないので
父の考えとして伝える事にしたが、彼は驚きつつそのつもりはないと言い切った。
かつて跡取りの問題で良縁を諦めるしかない方々がいた時代があったが
まずは2人が幸せになるのが大前提と考える時代に変わり、昨今はそれが主流になっている。
その旨をお話し出来るだけそのご希望に添うように努めるとして、婚活が始動した。
その条件もさることながら、会話が苦手で大人しい彼の事だから、お見合いは組めてもお見合いから交際へ進む事はなく落ち込む彼。
お断りの理由は「大人しく声が小さく結婚のイメージが湧かない」とか「話していて楽しくないし楽しそうじゃない」と。
仲人はお見合いに向けての会話や所作のアドバイスはするが
お見合い当日居合わせる訳ではないので本人のその時の言動の詳細は判らない。
お相手から縁に至らぬ理由を改めて伺い、そこから学び再度会話の特訓を開始した。
只、無口が欠点ではないからその辺りは気持ちを包み込んで伝え、会話のコツをアドバイスした。
1ヶ月してお見合いが再始動しそして2回目のお見合いで、会話の楽しい活発な一流企業の女性と出逢い、にわかに結婚が近付いた。
自然体で会話も気持ちも盛り上がる奇跡。3度目のデートでプロポーズ。
彼女は彼の純粋で綺麗な気持ちが大好きと幸せそう♪新居は彼女の勤務先の近い都内になったが
今両親は2人の幸せそうな笑顔を見て、跡継ぎの話はしなくなった。
結婚した2人が幸せになり仲良く暮らす事が一番大切な事。繰り返すお見合いの不調が続き
心が折れて、結婚なんかしなくて良いと思い悩んだ時も随分あったが、諦めないで良かったと彼はしみじみ繰り返し話す。
プロポーズに快諾頂いてから彼女の故郷の札幌に行き、両親や親族に挨拶を済ませた。
「良縁はあるんですね」ポツリと言う彼は満面の笑みで、こんなに嬉しそうな彼の笑顔を見たのは初めて
仲人をしていて良かったといつもの事ながらウルウルした。
成婚時に提出する「成婚アンケート」の婚活在校生に宛てた言葉には「焦らず諦めず悩まず信じて頑張ってほしい」とあった。幸せにあれ♪
【公式HP成婚事例より抜粋:埼玉県西部在住 40代男性】
関連記事