【会話が苦手で恋愛ゼロ、発声練習のため寂静とカラオケ】30代男性 婚活 成婚事例

2023年7月6日

彼の婚活はお父さんからの一本の電話で始まった
「長男の結婚の事で是非伺いたいのですが、いつがよろしいですか?」入会を決めている様子で
ご紹介ですか?と伺うとご近所のUさん夫婦は仲が良く
結婚相談所埼玉の当社で結婚したと聞いたとか。

Uさん夫婦は双方初めてのお見合いで結婚を決めたのでしっかり覚えている。
1週間後にご両親と共に来社した彼は、38歳の真面目で誠実そうな会社員。
初回相談は世間話や雑談を織り交ぜながら結婚への理想を聞くが
私の質問に答えるのはすべてお父さんで、お父さんの結婚の様でもあった。
本人はうつむき時折頷くだけ。これがいつもの彼なんだと思い、敢えて彼に問い掛けをしたが無言。

寂静は沈黙にすこぶる弱く、お相手が黙るとつい勇んで話をする癖があるのだが、結局父と寂静の2時間の会話だった。
趣味は?の問い掛けに答えようとする表情が見て取れたので、少し安堵した。
無口は短所ではなく個性だからそれは良しとして、結婚に本気なら1人でいらっしゃいと来社を促すと前向きに次週の予約を入れた。

まずはいつもの会話のコツやアドバイスではなく、基本の挨拶を習慣にする事から始め、寂静と2人の結婚への特訓が始まった。

話すより声を出すのが必須。2人で気兼ねなく声が出せるカラオケを思いつき、暫く2人のカラオケ通いが始まった。
カラオケは幼稚園の時におばあちゃんと一度だけ行った記憶があるとの事で、楽しそうにしている彼に私もやる気が出た。
さて何を歌おう。ひとまず私がテレサテンを歌うと「その歌はおばあちゃんも歌っていました」と笑顔で言う。

2人の共通の歌は童謡しかなくて、仲良く金太郎や一寸法師やメダカの学校を歌い、あっという間に予定時間終了。
通っているうちに滑舌も良くなり声も出せ会話も動き出した。
「うちの子、歌えるんですねぇ~」とたまげたご両親から感謝感動の電話が入り、いよいよ婚活開始。

無口とか会話が盛り上がらないとの理由でのお見合いのお断りは続いたが
8回目のお見合いで元気な5歳年下の会社員の女性と交際に入った。
多弁な彼女に心地良さを感じ、お相手も優しくて誠実な方です、とプロポーズを快諾、結婚が決まった。
新婚家庭に招待され遊びに行くと楽しい会話が飛び交っていた。
近く三人でカラオケに行く約束をした。

【公式HP成婚事例より抜粋:埼玉県北部在住 30代男性】

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