もう直ぐ50歳の誕生日を迎える大手企業管理職の彼は温厚な人柄もあり
会社からの人望も厚く爽やかで好感度はすこぶる良い。
彼と同期入社で結婚相談所埼玉の婚活卒業生の方の紹介で新規来社した。何となく結婚が遠ざかってしまった理由を話してくれた。
25歳の頃、仕事にも慣れて車に興味を持ち始めた頃に、友人と車にはまり見よう見まねで部品交換をしたりしているうちに益々夢中になり
「車が命」と思うくらいに片時も車の事が離れなかったと言う。
お給料が入ると車の為にだけすべて遣い、それでは生活が出来ないからと夜のファミレスでお皿洗いのアルバイトもしていた。
一日の睡眠時間は3時間程だったが、若さと車への情熱は覚める事なく続いた。
結局、一緒に始めた友人はいつしか車への熱も徐々に冷めて、真面目な会社員に戻った。
彼も真面目に仕事はしていたが、週末の休みはいつも車に没頭していた為
デートと言えば車を整備する彼の傍にいることぐらいで女性は皆去って行った。
結局、長続きをした恋はひとつもなく、時間だけが流れた。
車以上に好きになる人はいなかったとまことしやかな彼の言葉ではあったが
結局家族も親戚もあきれ果てて、誰からも放っておかれることになった。
徐々に車仲間が去って、気が付くと45歳を過ぎていた。
ある日、日頃は寡黙で何も話をしなかった父親が「結婚してもしなくても構わないし、好きな事をするのも良いが
そろそろ自分の人生を考えた方が良いのではないか?」と諭し
「この際、実家を出て自立してほしい。自分は高齢だが、これからの自分の事は心配はいらない」とも話した。
穏やかな口調ではあったが、初めて見た父の真剣な表情に体が固まったと言う。今日までを振り返り車に夢中だっただけの20年だったと実感した。
そして結婚相談所埼玉に来社し結婚への始めの一歩が動き出した。
口下手な彼は交際に入るものの会話に戸惑い、不調が続き、落ち込んだり苦戦を強いられた。
お見合い12回目に話が弾んだ10歳年下の病院勤務の超元気な方と結婚を決めた。
デート4回に2ヶ月の交際は2人の気持ちを一挙に押し上げた。真面目勤勉で年収も多かったので預金は順調に残高を増やしていった。
そして、駅近で通勤にも買い物にも便利な閑静な場所に一戸建てを購入。
に描いていた幸せが彼女との出会いで現実になった。お料理が好きな2人は「今日の夕飯」をラインで送り合い、楽しんでいた。
高齢の彼の両親は諦めていただけに、ひときわ喜んでいる。父の一言が彼を動かした。
「こんなに人を好きになるのは初めてです」そう言って新婚旅行のハワイのお土産を当社に持参。
彼の輝く笑顔を見て「こんなに幸せそうな笑顔見たのは初めて」と思った。
【公式HP成婚事例より抜粋:埼玉県西部在住 40代男性】
結婚相談所 埼玉 40代男性 婚活
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