
条件はすこぶる良く真面目な彼は32歳の地方公務員。
昨今転勤をされる男性がお見合いをしにくくなったのは、仕事を持っている女性が増えているこの時代に仕事を辞めなければならない事が一番の理由らしい。
又、実家近くに住めば子育ても含めて何かと応援してくれると言うのも大きな理由だ。
国家公務員は今でも人気ではあるけれど、お見合い相手に将来の転勤の有無を確認する時代が来たので多少の苦戦は感じられる。
その点だけを考えると地方公務員は転勤の心配がなく、相変わらず人気は定着している。
各種書類が整い婚活が動き始めると、問い合わせやお見合いのお申し込みが多くあり
彼はお見合いのお申し込みを頂いた順に順番にお逢いしたいと考え動き出した。
いよいよお見合いが始まり、爽やかな第一印象が功を奏してか交際へと順調に進んだ。
しかし、彼からの「話しやすく楽しい女性でした。」のお相手への印象とは裏腹に、ご縁に至らず、お断りがいくつか続いた。
彼自身、会話は出来たし、共通の話題に盛り上がり、楽しいとの報告があったが
お相手からは「話していてとても事務的な感じで、又お逢いしたいとは思えず、将来が見えてこないんです。」との内容でお断り理由が綴られていた。
会話はそれなりに続いても、自分の気持ちをあまり言う事がなく、すべて合わせてしまう気遣いが女性には重く感じられてしまうのだろう。
お相手に合わせることが思いやりなんだと考えているのだとしたら、それは大きな間違いで
自分の本音を伝えてこそのびのびと居心地の良いお付き合いが出来て結婚に続く事を理解するようにアドバイスを続けた。
デートが4~5回になると互いに自分らしさが会話や行動から自然に湧くのだが、彼に限ってはそうでもなかったらしい。
事務所でその事を伝えると緊張してしまうと思っていることをどの様に伝えて良いか判らなくなるんですと打ち明けた。
言葉が足りなくても優しい一言「気をつけて・・・」「楽しかったです。」「大丈夫ですか?」等
少しの言葉を添えるだけでお相手への印象が変わる事を伝えたが、あとはいかにそれを彼自身が実行して、優しい思いやりを伝えられるかどうか。
言葉は慣れてくると習慣になりいつしか自然に発する様になり当たり前にさえなる。
定期的にカウンセリングに通って頂き雑談や世間話を織り交ぜながらの会話の特訓を重ねて3ヶ月、お見合いが新たに動き出した。
そして、再出発して2回目のお見合いでお逢いした一つ年上の女性と結婚を決めた。
その女性とは、最初から緊張感も全くなくて自然体で話が湧いて来て持った事が話せたと言う。
2人でいると会話が途切れることがほとんどなくてお相手の話が終わらないうちに新たな話が始まるらしい。
会話の勉強もしたけれどまさに自然体の相性なのだろう。成婚の挨拶に2人で訪れた時は終始笑顔の彼ともっと笑顔の彼女が輝いてとても印象的だった。
まさに相性ってあるのだと仲人として改めてしみじみ実感を致しました。
彼にとっての婚活の3年間は、会話のコツやタイミングに始まり思いやりの言葉を学び自分磨きに努めた時間であり結果的に結婚へと導かれた実りある時間でもありました。
会話のコツは婚活に限らず身に付けておくと親交を深める大切な一歩になるはず。
結婚して8年を迎え、家の中は子供達の賑やかな声が響き渡り2人の声も途絶える事無く
「静かな時間が全くなくてうるさくて大変です」と近況報告に訪れた2人は幸せそうである。
優しい一言がいかに大事かを学んだ彼の子供達からの信頼は熱い。妻とお子達のお陰だと実感している。
【公式HP成婚事例より抜粋:神奈川県在住 30代男性】
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