ご両親と一緒に結婚相談所埼玉の当社に、見学相談に訪れた彼。
礼儀正しい挨拶と名刺交換が慣れていて好感度良く、まさに大手企業の管理職を思わせた。
話し始めからほとんどの質問に父が答え、隣で優しく頷く母の笑顔が印象的だった。
ご両親の年齢も90才に近く、厳格頑固な父と良妻賢母の母の、まさに日本典型のご夫婦。
長男の彼は一度も実家を出た事がなく、勤務先は都内だが交通の便が良く実家暮らしを続けていた。
大学院で学んだ学問がまさに仕事に反映し、その充実感もあり多忙も楽しく大いに遣り甲斐を感じているのだと話す。
結婚を考えない訳ではなかったが、敢えて探そうとも思わなかったし
自分が結婚する実感も湧かず、何となく過ごしていたら気付くと50歳を越えていたらしい。
同僚や部下たちの披露宴には数えきれないほど出席し、2人の笑顔にとても感動は大きかった。
時々訪れる姪っ子も甥っ子を可愛がり、休日は一日中遊ぶらしい。
かつてあった親戚からの縁談は断り続けるうちに、とうとう呆れられてピタッとなくなり
父親に諭されて仕方なしの来社となった。
中肉中背で爽やかな容姿の上、条件もすこぶる良く、お見合いのお申し込みは多かった。
しかし、お見合い時の会話が続かなかいとか、話が盛り上がらないとの理由で、お断りされるが続いた。
婚活開始当初の「会話のコツ」を再度アドバイスしつつお見合いは続いた。
温厚穏やかで仕事はテキパキこなし、同僚や部下からの信頼も厚いが、只々、縁がない事を両親は嘆いた。
そして13回目のお見合いは聡明な専門職の女性に出逢え、縁と運は急上昇。
「一緒にいて自然体でゆったり居られるんです」と彼女は彼の人柄を絶賛し
「これからの人生の安らぎが見える様です」とも嬉しそうに報告してくれた。
それに対し彼は一言「可愛い方です」と精一杯の言葉。縁とはそう言うものなのだろう。
良いとか悪いとかではなく、自然体で合うか合わないか・、安らげるか・、それが縁。
交際が順調に進む中で、加齢も伴い父の認知症が発症。その後プロポーズは快諾され、正式に成婚が決まった。
両家の顔合わせの席に父の出席は叶わなかったが両家は喜びに沸いた。
成婚の挨拶時に撮った2人の写真は、幸せそうな笑顔の彼女の隣で満面の笑みで輝く彼のとびっきりの笑顔があった。
この一瞬が仲人の宝物。「幸せにあれ」
【公式HP成婚事例より抜粋:埼玉県北部在住 50代男性】
結婚相談所 埼玉 50代男性 婚活
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