2024年11月19日

事務所に戻ると机の上に見覚えのある名前の凛々しい名刺あり。
 30年程前、式場勤務の時、結婚を担当した方だった。
電話すると、「判りますか?」「判りますよ」。
 一瞬にしてあの頃が蘇り、会話も弾んだ。
 立派になったんだなぁ。
 短くもあり長くもあった30年の年月。
その時間の中で、寄り添い温かい家庭を築き、子供を育てた二人。
 良い事もあったし、思い悩んだこともあったろう。
誰もがしているとは言え、家庭を護り子育てをすることはそう安易ではない。
 「頑張ったね」そう思う。
 子育ては何よりの修行と言うが、まさにそうかも。
 逢えなかった間にも、それぞれに重ねられたそれぞれの時間。
 結んだ縁の有り難さが又ひとつ心に染みたお正月。